「たくさん撮ったカメラは、安くなってしまう?」——シャッター回数は、カメラの使われ方を知る目安の一つです。まず、耐久回数の考え方と査定での扱いを知っておけば、必要以上に心配せずに売れます。
そこでこの記事では、シャッター回数が査定にどう響くか、耐久回数の目安、確認方法を、中立の立場でまとめました。
この記事のポイント
- 耐久回数は機種によって違い、メーカーが公表している機種もあります。
- 査定は回数だけで決まらず、外観や動作などを合わせて判断されます。
- 電子シャッターは幕を使わないため、機械の摩耗が少ないのが特徴です。
1. シャッター回数とは
まず、シャッター回数とは、カメラでシャッターを切った回数のことです。とくに、機械式のシャッターは、使うほど部品が摩耗します。そのため、どれくらい使われたカメラかを知る目安になります。
たとえばキヤノンは、EOS R6 Mark IIについて、メカシャッターの標準的な撮影を想定した自社試験で、シャッター耐久約40万回の作動テストをクリアしたとしています(キヤノン「EOS R6 Mark II 操作性・信頼性」)。このように、耐久回数を公表しているメーカーや機種もあります。
2. 耐久回数は「寿命の目安」
次に、耐久回数の考え方です。耐久回数は、メーカーの耐久テストにもとづく数値で、寿命の目安になります。ただし、超えたからといってすぐに壊れるわけではなく、反対に、耐久回数に届く前に壊れることもあります。
また、耐久回数は、入門機より中級以上の機種のほうが高い傾向です。そのため、同じ回数でも、機種によって意味が変わります。
3. シャッターの種類による違い
さらに、シャッターの種類によっても、傷み方が違います。
| 種類 | 特徴 |
|---|---|
| メカシャッター(フォーカルプレーン) | 2枚の幕で光を制御する。幕が消耗する |
| 電子先幕シャッター | 先幕を電子的に行い、後幕だけを動かす |
| 電子シャッター | 撮像素子で制御する。幕がないため耐久性が高い |
たとえばキヤノンのEOS R6 Mark IIは、メカシャッター・電子先幕・電子シャッターを切り替えられます(キヤノン「EOS R6 Mark II 仕様」)。したがって、同じ回数でも、どの方式で撮ったかによって、機械の摩耗の度合いは違います。
4. 回数の確認方法
そして、回数を調べる方法は、機種によって違います。たとえば、写真のデータ(JPEG)をアップロードして回数を読み取る、無料のウェブサービスもあります。
ただし、写真をアップロードするときは、写っているものや位置情報などに注意しましょう。そのため、個人の情報が入っていない写真を使うと安心です。
また、機種によっては読み取れない場合もあります。正確に知りたいときは、メーカーのサポートに問い合わせてみるのも一つの方法です。
5. 査定では回数より全体の状態
一方で、査定は回数だけで決まるわけではありません。回数が少ないほど高く評価されやすい一方で、外観やレンズの状態、動作、内部の清潔さなども、総合的に見られます。
つまり、回数が多くても、外観がきれいで正常に動くなら、評価されることがあります。したがって、回数を気にするよりも、外観の手入れと付属品をそろえることに力を入れましょう。高く売るための準備はカメラを高く売るコツ完全ガイドで紹介しています。
6. 耐久回数に近づいたら
また、耐久回数に近づいたカメラは、修理して使い続けるか、動くうちに売るかを考えるきっかけになります。修理を受けられる期間や、売り時の考え方はカメラの寿命と買い替え時期で解説しています。
7. シャッター回数に関するよくある質問
シャッター回数が多いと、買い取ってもらえませんか。
回数だけで決まるわけではなく、状態や動作と合わせて判断されます。気になる場合は、事前に店へ伝えましょう。
回数は店に伝えたほうがいいですか。
わかっていれば、事前査定のときに伝えるとスムーズです。あとからの減額を防ぐことにもつながります。
ミラーレスでもシャッター回数は関係ありますか。
メカシャッターを使う機種なら関係します。一方で、電子シャッターは幕がないため、摩耗の心配は少なくなります。
まとめ:シャッター回数は「目安の一つ」として考える
まず、シャッター回数は、カメラの使われ方を知る目安の一つです。そして、耐久回数は機種やシャッターの種類で違い、査定は回数だけでなく全体の状態で判断されます。最後に、外観の手入れと付属品を整え、複数店で見積もりを比べてから売りましょう。
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公開日 2026.10.06 / 更新日 2026.10.06
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