「iPhoneを売ったら、約束と違う金額だった」——iPhone買取のトラブルには、宅配での査定額の食い違いや返送料、出張での強引な勧誘などがあります。取引の前に条件と業者を確かめることで、防げるものもあります。
そこでこの記事では、国民生活センターや消費者庁の情報をもとに、iPhone買取のトラブルの事例と、悪質な業者の見分け方、困ったときの相談先を中立の立場でまとめました。
この記事のポイント
- 宅配の買い取りでは、査定額の食い違いや返送料をめぐる相談が寄せられています。
- ネットで取引する古物商は、許可証の番号などをウェブサイトに載せることが決められています。
- 困ったときは、消費者ホットライン「188」に相談できます。
1. よくあるトラブルの例
まず、国民生活センターには、宅配の買い取りについて、次のような相談が寄せられています(国民生活センター「宅配買い取りサービスのトラブルが増加しています!」)。
- ウェブサイトの目安と比べて、実際の査定額が著しく安かった
- 返却を頼んだら、送料の負担を求められた
- 返送にも処分にも費用がかかる取引条件だった
- 査定額の連絡が来ず、電話もつながらない
また、自宅に来てもらって売る取引(訪問購入)では、不用品を売るつもりが、ほかの品物まで強引に買い取られたという相談もあります(国民生活センター「訪問購入」)。
2. 悪質な業者を見分けるチェックリスト
次に、取引する前に確かめたい点です。
- 許可の表示:警視庁によると、古物商は、従業員が5人以下の場合などを除き、自社のウェブサイトに氏名や名称、許可をした公安委員会の名称、許可証の番号を載せなければなりません。また、ネットで取引する古物商は、規模にかかわらず載せる必要があります(警視庁「古物営業法の一部改正について(令和6年4月1日施行)」)。
- 会社の情報:所在地や連絡先が書かれているか確かめます。
- 取引の条件:キャンセルの方法、返送料、入金の時期を規約で確かめます。
- 本人確認の方法:宅配なのに、身分証のコピーを送るだけで済ませる業者は注意が必要です(警視庁「非対面取引における確認の方法」)。
とくに、条件がはっきりしない業者とは、取引しないのが無難です。業者の選び方は買取業者の選び方も参考になります。
3. 出張買取で気をつけたいこと
さらに、出張買取には、特定商取引法の訪問購入のルールがあります。消費者庁によると、事業者は、勧誘を頼んでいない人に勧誘してはいけません。また、契約のときには書面を渡す必要があり、売った人は、書面を受け取った日から8日以内ならクーリング・オフができます(消費者庁「訪問購入」)。
くわしくは出張買取のクーリングオフで解説しています。
4. 困ったときの相談先
そして、トラブルにあったときは、一人で悩まずに相談しましょう。消費者庁によると、消費者ホットライン「188」に電話すると、身近な消費生活センターなどの相談窓口を案内してもらえます。相談は無料で、通話料は利用者の負担です(消費者庁「消費者ホットライン」)。
また、188に電話して、つながった消費生活センターなどが話し中の場合は、国民生活センターの「バックアップ相談」の電話番号が案内されます(国民生活センター「全国の消費生活センター等」)。
5. データの流出を防ぐ
また、お金のトラブルだけでなく、データの流出にも気をつけます。店がデータを消去すると案内していても、売る前には自分で初期化しておくのが安心です。手順はiPhoneを売る前の初期化で解説しています。
6. iPhone買取のトラブルに関するよくある質問
許可の番号は、どこで確かめられますか。
業者のウェブサイトに、許可をした公安委員会の名称と許可証の番号が載っているか確かめましょう。
入金が約束の日に来ません。
まず、規約に書かれた入金の時期を確かめ、業者に問い合わせます。連絡が取れない場合は、188に相談しましょう。
査定額に納得できないときは?
キャンセルできる条件と、返送料の扱いを確かめましょう。くわしくはiPhoneの査定だけで解説しています。
まとめ:iPhone買取のトラブルは「確かめる」で防ぐ
まず、許可の表示と取引の条件を確かめ、条件のはっきりしない業者は避けましょう。次に、出張ならクーリング・オフのルールを知っておき、困ったときは188に相談します。このように、iPhone買取のトラブルには、事前の確認で防げるものもあります。
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公開日 2026.10.09 / 更新日 2026.10.09
※本記事は買取に関する一般的な情報を中立の立場で提供するものです。取引の条件は業者によって異なります。個別のトラブルは、消費生活センターなどにご相談ください。運営者情報・古物営業法に基づく表記はサイトフッターをご覧ください。
※出張買取(訪問購入)では、iPhoneなど持ち運びが容易な機器は特定商取引法の訪問購入の規定の対象で、書面を受け取った日から8日以内ならクーリング・オフができます(消費者庁「訪問購入」)。一方、店頭買取と宅配買取は、この規定の対象外です。

