「電源が入らないiPhoneでも、値段はつく?」——ジャンクiPhoneとは、故障や不具合があり、正常に動かない(または動作を保証できない)iPhoneのことです。部品などに価値があるため、買い取る店もあります。
そこでこの記事では、ジャンクiPhoneの主なケースと、水没の見分け方、売る前の注意、値段がつかないときの処分の方法を中立の立場でまとめました。
この記事のポイント
- 電源がつかない、水没した、画面が映らないといったiPhoneも、買い取る店があります。
- 水没したかどうかは、本体の中にある液体浸入インジケータで分かることがあります。
- 濡れたまま充電したり、膨らんだバッテリーのまま送ったりするのは避けましょう。
1. ジャンクiPhoneになる主なケース
まず、次のような状態のiPhoneは、ジャンクとして扱われることがあります。
- 電源がつかない:充電しても起動しない
- 画面の不具合:液晶漏れや、タッチが反応しない
- 水没:水や飲み物に濡れて、動作がおかしい
- バッテリーの不具合:膨らんでいる、すぐに電源が落ちる
- 部品の故障:カメラやボタン、スピーカーが動かない
ただし、ジャンクの基準は店によって違います。たとえば、画面のひびだけなら、ジャンクではなく減額で済む店もあります。画面割れの扱いはiPhoneの画面割れで解説しています。
2. 水没したかどうかの見分け方
次に、水没の見分け方です。Appleによると、2006年以降に製造されたiPhoneには、液体浸入インジケータ(LCI)が内蔵されています。ふだんは白かシルバーですが、水または水を含む液体に触れると全体が赤くなり、製品動作環境内の温度や湿度の変化で反応することはありません(Apple「iPhoneやiPodの液体による損傷は保証対象外」)。
また、Appleは、液体による損傷はApple製品の1年限定保証の対象にならないとしています。なお、一部の国や地域で販売されるeSIM専用のモデルには、外から見えるLCIがありません。
3. 売る前にやっておきたいこと
さらに、ジャンクiPhoneを売る前には、次の点に気をつけます。
- データ:動くうちにバックアップを取ります。起動しない場合も、Webで「このデバイスを削除」をすると、アクティベーションロックを外せます(Apple「アクティベーションロックの解除方法」)。SIMカードも抜いておきます。
- 充電:Appleは、iPhoneが濡れているときは充電しないよう案内しています(Apple「iPhone 7以降の防沫・耐水・防塵性能について」)。
- バッテリー:膨らんでいる場合は、発火のおそれがあるため送らずに相談します。
- 症状:分かっている不具合は、正直に伝えます。
とくに、業界のガイドラインでは、買い取るときに水没の跡やバッテリーの膨張を確かめるとしています(リユースモバイル関連ガイドライン検討会「リユースモバイルガイドライン 第三版」(2024年7月・PDF))。ロックが残っていると売れない理由はiPhoneが買取できない理由で解説しています。
4. 値段がつかないときの処分
一方、値段がつかなかった場合も、そのまま捨てるのは避けましょう。携帯電話は小型家電リサイクルの対象で、環境省は、国が認定した事業者の一覧を公開しています(環境省「小型家電リサイクル関連」)。
また、市区町村の回収ボックスなどで回収している場合もあります。いずれにしても、出す前にデータを消しておきましょう。
5. ジャンクiPhoneに関するよくある質問
水没したiPhoneを乾かしてから売ってもいいですか。
乾かしても、中の損傷が残っていることがあります。そのため、水没したことは正直に伝えましょう。また、濡れているうちは充電しないようにします。
パスコードを忘れて、ロックが解除できません。
Apple Accountのパスワードが分かれば、Webで「このデバイスを削除」をしてロックを外せます。パスワードを忘れた場合は、Appleの案内にそってリセットできます(Apple「Apple Accountのパスワードを忘れた場合」)。
部品が足りないiPhoneでも売れますか。
部品取り用として買い取る店もありますが、扱いは店によって違います。申し込む前に、状態を伝えて確かめましょう。
まとめ:ジャンクiPhoneは「データとロック」を外してから売る
まず、故障の症状を確かめ、水没ならLCIの表示も見ておきましょう。次に、データの消去とロックの解除を済ませ、膨らんだバッテリーは送らずに相談します。このように、ジャンクiPhoneでも、準備をすれば売れる場合があります。
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公開日 2026.10.07 / 更新日 2026.10.07
※本記事は買取に関する一般的な情報を中立の立場で提供するものです。故障や水没の扱いは店によって異なります。Appleの案内は2026年10月時点のものです。運営者情報・古物営業法に基づく表記はサイトフッターをご覧ください。
※出張買取(訪問購入)では、iPhoneなど持ち運びが容易な機器は特定商取引法の訪問購入の規定の対象で、書面を受け取った日から8日以内ならクーリング・オフができます(消費者庁「訪問購入」)。一方、店頭買取と宅配買取は、この規定の対象外です。

