「iPhoneを売りに行ったら、買い取れないと言われた」——iPhoneが買取できない主な理由は、アクティベーションロックが残っている、ネットワーク利用制限が「×」、本人確認ができない、といったものです。事前に確かめれば、対処できるものもあります。
そこでこの記事では、中古スマホの業界のガイドラインやAppleの案内をもとに、iPhoneが買取できない主な理由と、それぞれの対処を中立の立場でまとめました。
この記事のポイント
- 業界のガイドラインでは、ロックの解除や初期化、利用制限などを買い取るときに確かめるとしています。
- アクティベーションロックは、Apple Accountのパスワードがあれば、Webからでも外せます。
- マイナンバーカードをiPhoneに追加している場合は、手放す前に削除しておきましょう。
1. iPhoneが買取できない主な理由
まず、中古スマホの業界のガイドラインでは、買い取るときに、ロックが外れているか、初期化されているか、ネットワーク利用制限がないかなどを確かめるとしています(リユースモバイル関連ガイドライン検討会「リユースモバイルガイドライン 第三版」(2024年7月・PDF))。
| 理由 | 主な原因 | 対処 |
|---|---|---|
| アクティベーションロック | 「探す」がオンのまま | 消去してロックを外す |
| 利用制限が「×」 | 支払いの遅れや不正な入手など | 原因を解消して通信事業者に相談 |
| 初期化されていない | データが残っている | 「すべてのコンテンツと設定を消去」 |
| バッテリーの膨張 | 発火や液漏れのおそれ | 送らずに店や修理の窓口に相談 |
| 本人確認ができない | 書類がない・18歳未満 | 書類をそろえる・条件を確かめる |
2. アクティベーションロックが残っている
次に、確かめておきたいのが、アクティベーションロックです。Appleによると、ロックの画面が表示されたら、設定に使ったApple Accountとパスワードか、デバイスのパスコードを入力して外せます(Apple「アクティベーションロックの解除方法」)。
また、手元にないiPhoneや、起動しないiPhoneは、WebでApple Accountにサインインし、デバイスを選んで「このデバイスを削除」をクリックする方法もあります。さらに、購入を証明する書類があれば、Appleにサポートを依頼できます。
なお、中古で買ったiPhoneに前の持ち主のロックが残っている場合は、前の持ち主に連絡して外してもらう必要があります(Apple「iPhoneとiPadのアクティベーションロック」)。パスワードを忘れた場合は、Appleの案内にそってリセットできます(Apple「パスワードを忘れてApple Accountにサインインできなくなった場合」)。
3. ネットワーク利用制限が「×」
さらに、ネットワーク利用制限の判定が「×」(いわゆる赤ロム)のiPhoneは、買取の対象外にしている店があります。分割払いの支払いが遅れている場合は、支払いを済ませてから、購入した通信事業者に相談しましょう。判定の見方はiPhoneの残債で解説しています。
4. 手放す前に外しておきたいもの
そして、ガイドラインでは、買い取るときの確認として、交通系などのICカードの情報の消去や、スマホ用電子証明書の失効の手続きも挙げています。
とくに、iPhoneに追加したマイナンバーカードは、デジタル庁が、スマートフォンを手放す前や機種変更の前に削除するよう案内しています(デジタル庁「スマートフォンを手放す・機種変更するとき」)。初期化の手順はiPhoneを売る前の初期化で解説しています。
5. 本人確認と、盗品などの疑い
そのほか、本人確認ができない場合も買い取ってもらえません。たとえば、18歳未満の人からの買い取りは、都道府県の条例や店の規約で制限されています。必要な書類はiPhone買取に必要なもの、未成年のルールは未成年の買取ルールで解説しています。
また、古物営業法では、買い取ろうとする品に不正品(盗品など)の疑いがあると認めるときは、店は直ちに警察官に申告しなければならないと定めています(e-Gov法令検索「古物営業法」第15条)。
6. iPhoneが買取できないときのよくある質問
故障していて、買取できないと言われました。
ジャンクとして買い取る店もあります。くわしくはジャンクiPhoneの買取で解説しています。
1つの店で断られたら、ほかの店でも売れませんか。
店によって基準が違うため、ほかの店では売れる場合もあります。ただし、ロックが残っている場合や、利用制限が「×」の場合は、ほかの店でも対象外になることがあります。
家族のApple Accountでロックがかかっています。
その家族に、Apple Accountのパスワードを入力してもらうか、Webから「このデバイスを削除」をしてもらいましょう。
まとめ:iPhoneが買取できない理由は「ロック・制限・本人確認」
まず、アクティベーションロックとネットワーク利用制限を確かめましょう。次に、初期化やマイナンバーカードの削除を済ませ、本人確認書類をそろえます。このように、iPhoneが買取できない理由には、売る前の準備で防げるものもあります。
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関連記事:iPhoneを売る前の初期化 / iPhoneの残債 / ジャンクiPhoneの買取
公開日 2026.10.09 / 更新日 2026.10.09
※本記事は買取に関する一般的な情報を中立の立場で提供するものです。法令とAppleの案内は2026年10月時点のものです。買取の基準は店によって異なります。運営者情報・古物営業法に基づく表記はサイトフッターをご覧ください。
※出張買取(訪問購入)では、iPhoneなど持ち運びが容易な機器は特定商取引法の訪問購入の規定の対象で、書面を受け取った日から8日以内ならクーリング・オフができます(消費者庁「訪問購入」)。一方、店頭買取と宅配買取は、この規定の対象外です。

