「使わなくなったPCモニター、売れる?」——モニターの買取では、画面の大きさや解像度、リフレッシュレート(1秒間に画面を書き換える回数)、年式と状態が見られます。ただし、画面が大きく、割れることもあるため、送り方と、出張で売るときの扱いに注意が必要です。
そこでこの記事では、PCモニター・ゲーミングモニターの査定のポイント、ドット抜けの扱い、送り方と梱包、出張で売るときの注意を中立の立場でまとめました。
この記事のポイント
- 査定は、画面の大きさ・解像度・リフレッシュレート・年式・状態が中心です。
- スタンドやケーブルなどの付属品は、そろえて出しましょう。
- 出張買取で売る場合、液晶ディスプレイはクーリング・オフの対象外です。
1. モニターの買取で見られるポイント
まず、査定で見られる主なところは次のとおりです。
| 見られるところ | 主な内容 |
|---|---|
| 画面の大きさ | 24型・27型など。大きいほど送り方にも注意 |
| 性能 | 解像度(フルHD・4Kなど)、リフレッシュレート、パネルの種類 |
| 年式 | 製造からの年数。年数に上限をつける店も |
| 状態 | 画面の傷や割れ、ドット抜け、色むら、焼き付き |
| 付属品 | スタンド、電源ケーブル、映像のケーブル、リモコン |
とくにスタンドは、そろえて出しましょう。というのは、スタンドがなく自立できない物は、買い取らない店もあるからです。また、製造から一定の年数を過ぎた物を対象外にする店もあるため、先に条件を確かめましょう。
なお、モニターアームに付けて使っていた場合は、元のスタンドを探して付け直してから見積もりを取りましょう。スタンドを外したときのネジも、なくさずに一緒に保管しておくと安心です。アームそのものは、別に売れるかを店に確かめます。
型番と性能の確かめ方
型番は、モニターの背面に貼られたシールか、製品の箱で確かめられます。背面のふたを外すと見られるモデルもあります(アイ・オー・データ「モニターの製品型番やシリアル番号(S/N)の確認方法」)。
また、PCにつないだ状態なら、Windowsで今の解像度とリフレッシュレートを確かめられます。Microsoftによると、「設定」→「システム」→「ディスプレイ」→「ディスプレイの詳細設定」の「ディスプレイ情報」に、解像度とリフレッシュレート、可変リフレッシュレート(VRR)に対応しているかが表示されます(Microsoft「Windows でモニターのリフレッシュ レートを変更する」)。
ただし、選べるリフレッシュレートは、ディスプレイが対応しているものによって違います。そのため、モニターの最大の性能は、型番で確かめましょう。
2. ゲーミングモニターの査定
次に、ゲーミング向けの製品は、リフレッシュレートや応答速度などの性能が査定に影響します。たとえば、リフレッシュレートが高いモデルや、解像度の高いモデルは、評価される場合があります。
一方で、発売から年数がたったモデルは、値段が下がる場合があります。したがって、型番を控え、発売からの年数も伝えて見積もりを取りましょう。
なお、最大のリフレッシュレートや応答速度、パネルの種類は、型番でメーカーの製品ページを調べると確かめられます。見積もりのときは、これらの数値もあわせて伝えると、話が早く進みます。
3. ドット抜けと画面の傷
さらに、画面の状態も見られます。アイ・オー・データによると、液晶パネルは99.999%以上の有効画素と0.001%の画素欠けや輝点を持つため、点灯しない点(滅点)や、点灯したままの点(輝点)がある場合があります(アイ・オー・データ「ドット抜け(輝点・滅点)が発生している」)。
このように、わずかなドット抜けは、パネルの仕様の範囲で起こることがあります。ただし、買取では、ドット抜けや傷、焼き付きを減額の対象にする店もあるため、正直に伝えましょう。
焼き付きにも注意
また、アイ・オー・データによると、同じ画面を長い時間表示させていると、画面の焼き付きを起こすことがあります。防ぐ方法として、使わないときはPCやモニターの電源を切ることなどが案内されています(アイ・オー・データ「【モニター】画面の焼き付きが起きる場合/防ぐ方法」)。
そこで、売る前に、白や灰色の画面を表示して、うっすらと前の画面が残っていないかを確かめましょう。同じように、白・黒・赤・緑・青の画面を順に全体に表示すると、ドット抜けも見つけやすくなります。焼き付きやドット抜けがあれば、見積もりのときに伝えます。
4. 送り方(梱包)
そして、宅配で送るときは、とくに梱包に気を配りましょう。アイ・オー・データは、修理で送るときの梱包として、台座やディスプレイのネック、ケーブルなどの付属品を外して別に包むことや、付属品を液晶画面とは逆側にまとめることを案内しています(アイ・オー・データ「梱包のしかた(送付方法)」)。
- 元の箱を使う:あれば、元の箱と緩衝材がもっとも安全です
- 画面を守る:画面側に硬い物を置かず、すき間を緩衝材で埋める
- 大きさを測る:大きな物は、宅配便の大きさの上限に注意する
大きな機器の送り方はデスクトップパソコンの買取でも解説しています。
付属品をそろえる
さらに、送る前に付属品をそろえましょう。
| 付属品 | 確かめること |
|---|---|
| スタンド(台座・ネック) | 固定するネジも含めてそろっているか |
| 電源ケーブル・ACアダプター | 付属していた物がそろっているか |
| 映像のケーブル | 付属していたHDMIやDisplayPortなど |
| リモコン・説明書 | 付属していた物があれば一緒に |
5. 出張で売るときの注意
また、大きな物は、出張で売る方法もあります。ただし、出張買取(訪問購入)では、液晶ディスプレイはクーリング・オフの対象外です(消費者庁「特定商取引に関する法律施行令第34条で規定する物品の具体例」)。
対象外の物には、書面の交付やクーリング・オフといった訪問購入のルールが当てはまりません。一方、PC本体など、対象外の具体例にない物と一緒に売る場合は、物によって扱いが違います。
そのため、その場で急いで決めず、金額に納得してから引き渡しましょう。くわしくは出張買取のクーリングオフで解説しています。
6. 値段がつかないときは
また、値段がつかない場合は、メーカーの回収に出せます。経済産業省によると、PC用のディスプレイは、資源有効利用促進法によってメーカーが回収とリサイクルを行う対象です。ただし、有機EL式のディスプレイは含まれません(経済産業省「パソコンのリサイクル」)。
さらに、2003年10月以降に販売された製品で、PCリサイクルマークが付いた物は、無料で回収されます。くわしくはパソコンの処分方法で解説しています。
なお、メーカーの回収に出すときは、梱包を自分で行います。パソコン3R推進協会によると、デスクトップ本体とディスプレイを一緒に出す場合は、1台ずつ梱包し、それぞれに「エコゆうパック伝票」を貼ります。梱包は、段ボール箱や厚手のポリ袋など、輸送で破れない簡単なものでかまいません。
7. モニターの売却に関するよくある質問
スタンドがなくても売れますか。
自立できない物は、買い取らない店もあります。まずスタンドを探し、見つからなければ、先に店に相談しましょう。
ドット抜けがあると売れませんか。
売れる場合もありますが、減額の対象にする店もあります。したがって、場所や数を伝えて見積もりを取りましょう。
元の箱がないと送れませんか。
送れます。ただし、画面を守るため、ひと回り大きい丈夫な箱と十分な緩衝材を使いましょう。とくに大きな物は、出張も検討しましょう。
ゲーミングモニターは、何を伝えればいいですか。
型番と画面の大きさ、解像度、最大のリフレッシュレートを伝えましょう。さらに、付属品の有無や、買った時期も伝えると、見積もりが正確になります。
PCリサイクルマークは、モニターにも付いていますか。
付いている物があります。パソコン3R推進協会によると、マークは会員メーカーの家庭向けのPCに付いていて、一部のディスプレイでは、申し込むと無償で提供されます(パソコン3R推進協会「PCリサイクルQ&A」)。
有機ELのモニターも、メーカーの回収に出せますか。
経済産業省によると、有機EL式のディスプレイは、PCリサイクルの回収の対象に含まれません。そのため、出し方は、お住まいの市区町村の案内で確かめましょう。
まとめ:モニターの買取は「性能・状態・送り方」
まず、型番とサイズ、解像度などの性能を控え、スタンドやケーブルをそろえましょう。次に、画面を守って梱包し、出張で売る場合はクーリング・オフの対象外である点に注意します。このように、モニターの買取は、性能と状態を正しく伝え、安全に送ることが基本です。
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公開日 2026.10.21 / 更新日 2026.10.21
※本記事は買取に関する一般的な情報を中立の立場で提供するものです。査定の基準や買取の対象は、店や製品により異なります。運営者情報・古物営業法に基づく表記はサイトフッターをご覧ください。
※出張買取(訪問購入)では、液晶ディスプレイやプリンターなど持ち運びが容易でない家庭用の電気機械器具と、パソコン用のソフトなどプログラムを記録した物は、特定商取引法の訪問購入の規定(8日間のクーリング・オフなど)の対象外です(特定商取引法施行令 第34条)。一方、パソコン本体や、SSD・HDD・メモリなどのパーツは、消費者庁が示す対象外の具体例に含まれていないため、対象になると考えられます(消費者庁「特定商取引に関する法律施行令第34条で規定する物品の具体例」)。

