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  3. パソコンの処分方法|PCリサイクル・無料回収・捨て方を比較

パソコンの処分方法|PCリサイクル・無料回収・捨て方を比較

公開日2026.10.08

更新日2026.10.22

パソコンの処分方法(PCリサイクル・無料回収・捨て方の比較)を解説するイメージ画像

「古いPCを捨てたいけれど、ごみの日に出していいの?」——パソコンの処分は、メーカーによる回収(PCリサイクル)が基本です。ほかに、小型家電リサイクルでの回収や、値段がつくなら売る方法もあります。

そこでこの記事では、パソコンの処分方法を、費用・手間・データの安全性の面から比べ、それぞれの手順と注意点を中立の立場でまとめました。

この記事のポイント

  • 家庭のPCは、法律にもとづいてメーカーが回収し、リサイクルします。
  • PCリサイクルマークのあるPCは、新たな料金なしで回収してもらえます。
  • どの方法でも、データは自分で消してから出すのが基本です。

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目次
  • 1. パソコンの処分方法は4つ
    • ケース別の選び方
  • 2. メーカーの回収(PCリサイクル)
    • 申し込みから回収までの流れ
    • 回収してもらえる物・もらえない物
  • 3. 小型家電リサイクルと認定事業者の回収
  • 4. パソコンの処分でごみとして出せる?
  • 5. 値段がつくなら「売る」も選択肢
  • 6. 処分の前にデータを消す
  • 7. 処分に関するよくある質問
    • モニターやキーボードも一緒に出せますか。
    • 自作したPCはどうすればいいですか。
    • 壊れていても回収してもらえますか。
    • 中古で買ったPCや、人からもらったPCも出せますか。
    • バッテリーや部品だけを捨てたいときは?
    • 会社で使っていたPCも同じ方法で出せますか。
  • まとめ:まずは「売れるか」、だめなら「PCリサイクル」

1. パソコンの処分方法は4つ

まず、主な処分方法を比べてみましょう。

方法 費用の目安 向いている場合
メーカーの回収(PCリサイクル) マーク付きは新たな料金なし 確実にリサイクルしたい
小型家電リサイクル(自治体・家電量販店) 自治体・店によって違う 近くに回収する場所がある
認定事業者の宅配回収 条件によっては無料 周辺機器もまとめて出したい
売る 値段がつけば手元に残る 年式が新しく、動く
パソコンの処分方法(メーカー回収・小型家電リサイクル・認定事業者・売る)

このように、費用と手間はそれぞれ違います。そのため、PCの状態と、近くの回収の場所から選ぶのが現実的です。

ケース別の選び方

そこで、PCの状態ごとに選ぶなら、次のようになります。

PCの状態 選びたい方法
まだ動き、年式が新しい まず売れるかを確かめる
PCリサイクルマークがある メーカーの回収(新たな料金なし)
マークがない(2003年9月までに購入) メーカーの回収(料金あり)か、小型家電リサイクル
自作した・メーカーがもうない 業界団体の回収(料金あり)か、小型家電リサイクル
会社や店で使っていた 事業系の回収(メーカーに問い合わせ)
部品やバッテリーだけ 市区町村の案内か、電池の回収協力店

2. メーカーの回収(PCリサイクル)

次に、基本となるメーカーの回収です。経済産業省によると、使い終わったPCは、資源有効利用促進法により、メーカーによる回収とリサイクルが義務づけられています。また、2003年10月以降に販売された製品は、無料で回収されます(経済産業省「パソコンのリサイクル」)。

目印は、本体に貼られた「PCリサイクルマーク」です。業界団体のパソコン3R推進協会(PC3R)によると、このマークのあるPCは、新たな料金を払わずに回収してもらえます。一方、マークのないPC(2003年9月までに買ったもの)は、回収再資源化料金がかかります(PC3R「PCリサイクルマークについて」)。ただし、経済産業省によると、マークがなくても、家庭で使っていたPCは無料で回収される場合があるため、メーカーに問い合わせましょう。

申し込みから回収までの流れ

手順は、次のとおりです(PC3R「リサイクルの手順」)。

  1. メーカーと型番、PCリサイクルマークの有無を確かめる
  2. メーカーの窓口に申し込む(ほとんどのメーカーはインターネットで受け付けています)
  3. マークがなければ、回収再資源化料金を払う
  4. 届いた「エコゆうパック伝票」を貼り、自宅での集荷を頼むか、郵便局へ持ち込む

マークは、本体の裏面や側面に、印刷かシールで付いています。10mm角ほどの小さなものもあるため、よく探しましょう。また、本体とディスプレイのメーカーが違うときは、それぞれのメーカーに申し込みます。

梱包は自分で行い、段ボール箱や厚手のポリ袋など、簡単な梱包でかまいません。キーボードやマウスなど最初から付いていた物は、本体と同じ箱に入れます。ただし、デスクトップ本体とディスプレイは、1台ずつ別に梱包して伝票を貼ります。なお、送料などは別にかかりません(PC3R「梱包と回収について」)。

気をつけたい失敗

  • メーカーに申し込まずに、郵便局へ持ち込む(受け付けてもらえません)
  • コンビニや簡易郵便局に持ち込む(取り扱っていません)
  • 最初から付いていた物以外を、同じ箱に入れる(回収の対象外です)
  • 申し込んだ内容と違う物を送る(返されることがあります)
  • 留守にする日に集荷を頼む(不在のときは集荷しません)

いずれも、PC3RのQ&Aで案内されています(PC3R「PCリサイクルQ&A」)。

回収してもらえる物・もらえない物

さらに、回収の対象も確かめておきましょう。

回収してもらえる物 回収してもらえない物
デスクトップ本体・ノートPC プリンターなどの周辺機器
液晶・ブラウン管のディスプレイ、一体型PC サーバー・ワープロ専用機
購入時に同梱のキーボード・マウス・コード類 部品だけ・説明書・CD-ROM

また、法律では、重さ1kg以下のPCは対象外とされています。ただし、PC3Rの会員メーカーは、1kg以下のノートPCも自主的に回収しています。タブレットも自主的に回収しているメーカーがあるため、機種ごとの扱いはメーカーに確かめましょう。

なお、メーカーがすでにない場合や、自作したPCは、PC3Rが有料で回収しています(PC3R「メーカー名が見当たらない場合」)。マークが付いていても、メーカーが倒産した場合は、PC3Rの所定の料金がかかります。一方、ブランドが別の会社に移ったPCは、引き継いだ会社が回収しています。たとえば、IBMのPCはレノボ・ジャパン、コンパックのPCは日本HPが回収しています。


3. 小型家電リサイクルと認定事業者の回収

さらに、2013年4月に「小型家電リサイクル法」が始まり、家電量販店や一部の市区町村でもPCを回収しています。ただし、回収するかどうかや方法、料金は、店や市区町村によって違います(PC3R「小型家電リサイクルによるパソコンの回収」)。

PC3Rによると、この仕組みのよい点は、家電量販店や市区町村の窓口で出しやすいことです。また、メーカーの回収では料金がかかるPCでも、無料で回収される場合があります。一方で、すべての店舗でPCを回収しているとは限らないため、持ち込む前に店に確かめましょう。なお、PCを回収する家電量販店は、国の認定の際に情報漏洩の対策がチェックされています。

また、国の認定を受けた事業者も回収を行っています。たとえば、PCを含む1箱を無料で宅配回収する事業者もあります。ただし、箱の大きさや重さの条件があり、条件を超えると料金がかかるため、申し込む前に確かめましょう。認定事業者は、環境省の一覧で確認できます(環境省「小型家電リサイクル関連」)。


4. パソコンの処分でごみとして出せる?

また、「ごみの日に出せるのか」と迷うこともあるでしょう。PC3Rによると、メーカーの回収が始まってから、多くの市区町村はPCをごみとして集めるのをやめました。ただし、今も粗大ごみや不燃ごみとして集める市区町村や、小型家電リサイクルの仕組みで回収する市区町村もあります。

このように、出し方は地域によって違います。したがって、まずはお住まいの市区町村のホームページやごみカレンダーで確かめましょう。また、PC3Rは、小型家電リサイクルでPCを回収できる市区町村は、情報漏洩の対策がとれるところだけだと説明しています。

なお、PCを回収する業者の中には、国外への転売や個人情報の転売など、法律を守らない悪質な業者がいるおそれもあると、PC3Rは注意を呼びかけています。そのため、業者に頼むときは、環境省の一覧にある認定事業者かを確かめると安心です。


5. 値段がつくなら「売る」も選択肢

また、まだ動くPCなら、売ることも考えましょう。年式が新しいPCや、Windows 11に対応しているPCは、値段がつくことがあります。一方、古いPCや壊れたPCは、値段がつかないこともあります。

そこで、「売れるなら売り、売れなければリサイクルに出す」のが、手元に残るお金と手間のバランスがよい方法です。売れるかどうかの目安はパソコンの寿命と売り時、Windows 10のPCはWindows10のパソコンは売れる?で解説しています。


6. 処分の前にデータを消す

そして、どの方法でも、データの消去は忘れずに行いましょう。経済産業省は、PCのデータは使う人・出す人の責任で、あらかじめ消しておくことが望ましいとしています。

注意したいのは、ファイルを「ごみ箱」に入れて空にしたり、フォーマットしたりしただけでは、データが見えなくなっているだけの場合があることです。PC3Rによると、こうしたデータは、専用のソフトで読み取れる場合があります。そのため、専用のソフトで消すか、専用の装置やサービスでハードディスクを壊す方法がすすめられています(PC3R「データ消去について」)。

ただし、自分でハードディスクを取り出し、ハンマーでたたいて壊すのはやめましょう。最近のハードディスクは中の円盤がガラスでできていて、割れるとけがをするおそれがあります。

たしかに、メーカーの回収ではハードディスクの破壊などの対策がとられています。とはいえ、メーカーは、万が一データが漏れても責任を負えないとしています。そのため、手元を離れる前に自分で消しておきましょう。消し方はパソコンのデータ消去の方法で解説しています。


7. 処分に関するよくある質問

モニターやキーボードも一緒に出せますか。

メーカーの回収では、キーボードやマウスなど最初から付いていた物は、本体と同じ箱に入れます。ディスプレイも回収の対象で、本体とは別に1台ずつ梱包します。

自作したPCはどうすればいいですか。

PC3Rが、有料で回収しています。申し込みはホームページで受け付けており、インターネットを使えない場合は電話でも申し込めます。

壊れていても回収してもらえますか。

壊れたPCも、メーカーの回収に出せます。ただし、本体が故障していても、ハードディスクは動いていて、データを読み取れる場合があります。自分で消せないときは、メーカーに相談しましょう。

中古で買ったPCや、人からもらったPCも出せますか。

出せます。中古で買ったPCや人からもらったPCも、出す人がそのPCのメーカーに申し込みます。また、メーカーがもうない場合は、PC3Rに申し込みます。

バッテリーや部品だけを捨てたいときは?

メーカーの回収は、PCという製品が対象で、部品だけは回収してもらえません。そのため、部品の出し方は、お住まいの市区町村に確かめましょう。一方、PC3Rによると、ノートPCなどのバッテリー(小型充電式電池)だけなら、一般社団法人JBRCの「リサイクル協力店」で回収しています。回収の条件は、JBRCのホームページで確かめましょう。

会社で使っていたPCも同じ方法で出せますか。

事業で使っていたPCは、家庭のPCとは回収の手順が違います。経済産業省は、事業系のPCについてはメーカーに問い合わせるよう案内しています。なお、事業向けのPCには、PCリサイクルマークは付いていません。


まとめ:まずは「売れるか」、だめなら「PCリサイクル」

まず、動くPCなら売れるかを確かめ、値段がつかなければメーカーの回収や小型家電リサイクルに出しましょう。そして、どの方法でも、データは自分で消しておきましょう。このように、パソコンの処分は「売る」と「リサイクル」を比べて選ぶのが基本です。

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関連記事:パソコンのデータ消去の方法 / パソコンを高く売るコツ / 出張買取のクーリングオフ


公開日 2026.10.08 / 更新日 2026.10.08
※本記事は買取に関する一般的な情報を中立の立場で提供するものです。回収の条件や料金は、メーカー・自治体・事業者により異なり、変わることがあります。運営者情報・古物営業法に基づく表記はサイトフッターをご覧ください。
※出張買取(訪問購入)では、液晶ディスプレイやプリンターなど持ち運びが容易でない家庭用の電気機械器具と、パソコン用のソフトなどプログラムを記録した物は、特定商取引法の訪問購入の規定(8日間のクーリング・オフなど)の対象外です(特定商取引法施行令 第34条)。一方、パソコン本体や、SSD・HDD・メモリなどのパーツは、消費者庁が示す対象外の具体例に含まれていないため、対象になると考えられます(消費者庁「特定商取引に関する法律施行令第34条で規定する物品の具体例」)。

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