「同じPCなら、少しでも高く売りたい」——パソコンを高く売るには、査定で見られるところを知り、準備と売り方を工夫しましょう。とくに、付属品、見た目の状態、売る時期、見積もりの比べ方で、額に差がつくことがあります。
そこでこの記事では、パソコンを高く売るコツを、査定のポイント、売る前の準備、売る時期、見積もりの比べ方の順に、中立の立場でまとめました。
この記事のポイント
- ACアダプターや箱などの付属品は、そろえて出しましょう。
- 掃除は手の届く範囲にとどめ、分解はしないのが基本です。
- 見積もりは複数の店で、同じ条件を伝えて比べます。
1. 査定で見られるポイント
まず、店がどこを見るのかを知っておきましょう。PCの査定では、主に次のようなところが見られます。
| 見られるところ | 主なチェック内容 |
|---|---|
| スペック・年式 | CPU・メモリ・ストレージ・発売年、Windows 11への対応 |
| 外観 | 天板や画面の傷、キーボードのテカリ、汚れやにおい |
| 動作 | 起動・画面・キーボード・バッテリーの持ち |
| 付属品 | ACアダプター・電源ケーブル・箱・説明書 |
とくに、スペックと年式は、査定額の土台になります。そのため、型番やCPU、メモリの容量を控えておくと、見積もりがスムーズです。査定額の決まり方は査定額の決まり方で解説しています。
型番とスペックの調べ方
まず、Windowsの場合は、「設定」→「システム」→「バージョン情報」で、モデル名やプロセッサの種類、インストールされているRAM(メモリ)の量を確かめられます(Microsoft「Windows デバイスに関する情報を検索する」)。また、Macの場合は、Appleメニューの「このMacについて」で、モデル名とシリアル番号を確かめられます(Apple「Macのモデル名とシリアル番号を調べる」)。
2. パソコンを高く売るための準備
次に、売る前にできる準備です。
付属品をそろえる:ACアダプターや電源ケーブルは、とくにそろえておきましょう。欠けていると、減額する店や、買取の対象外にする店もあります。一方、箱や説明書がなくても、売れることはあります。ただし、足りない物を買い足す前に、今の状態での見積もりを確かめましょう。
掃除は手の届く範囲で:自分で貼ったシールや、手あか・ヤニの汚れは、減額の対象になることがあります。そこで、柔らかい布で外側の汚れを落としておきましょう。
データとアカウントの準備:さらに、データの消去と初期化も済ませておきます。パスワードがかかったままのPCや、初期状態に戻せないPCは、買い取らない店もあります。手順はパソコンを売る前にやることとWindowsの初期化で解説しています。
状態を伝えるためのメモ
さらに、見積もりを頼む前に、次のような内容をメモにまとめておくと、どの店にも同じ条件を伝えられます。
| 伝えること | 書いておく内容 |
|---|---|
| 型番・スペック | モデル名、CPU、メモリ、ストレージの容量 |
| 付属品 | ACアダプター・箱・説明書の有無 |
| 外観 | 天板や画面の傷、キーボードのテカリ |
| 動作 | 起動・画面・キーボード・バッテリーの不具合 |
| 使った期間 | 買った時期と、使っていた年数 |
また、外観や付属品の写真を撮っておくと、宅配で送るときの記録にもなります。国民生活センターも、宅配買い取りでは、送る品物の記録を作っておくことをすすめています(国民生活センター「宅配買い取りサービスのトラブルが増加しています!-段ボールひと箱分でも数十円!?『手軽に高額査定』のはずが…-」)。なお、写真は明るい場所で、天板・画面・キーボード・底面・付属品を撮り、傷がある所は近くからも撮っておきましょう。
3. 掃除で気をつけたいこと
ただし、掃除のしかたには注意が必要です。NECの解説によると、掃除の前は電源を切り、コンセントを抜いておきます。また、エアダスターは缶を立てて使い、PCの中に水や家庭用の洗剤を使ってはいけません(NEC LAVIE公式サイト「パソコンの掃除方法」)。
なお、ノートの中を分解して掃除するのは難しく、故障や保証に影響するおそれもあります。したがって、売る前の掃除は、外側を軽く拭く程度にとどめましょう。
売る前に外しておきたい物
また、自分で貼った保護フィルムや、キーボードのカバーなどは外しておきます。ただし、無理にはがすと跡が残ることがあるため、はがれにくいシールは、そのまま見積もりのときに伝えましょう。
4. 売る時期を考える
また、売る時期でも査定額は変わることがあります。たとえば、新しいモデルが出ると、前のモデルの買取価格が下がる場合があります。そのうえ、しまい込んでいる間にも年式は古くなっていきます。
そのため、使わないと決めたPCは、その時点で見積もりを取って考えましょう。寿命と売り時の考え方はパソコンの寿命と売り時で解説しています。
Windows 10のPCを売るとき
なお、Windows 10のサポートは、2025年10月14日に終了しました。Microsoftによると、サポートが終わった後もPCは動きますが、セキュリティの更新は提供されません。ただし、拡張セキュリティ更新(ESU)を使うと、2027年10月12日まで重要なセキュリティ更新を受けられます(Microsoft「Windows 10、Windows 8.1、Windows 7 のサポート終了」)。
さらに、Windows 11の要件を満たしていないPCは、買取の対象外にする店もあります。そのため、Windows 10のPCは、Windows 11に対応しているかを先に確かめましょう。くわしくはWindows10のパソコンは売れる?で解説しています。
5. 見積もりの比べ方
そして、見積もりは複数の店で比べましょう。同じPCでも、店の在庫や売り先によって、買取額が違うことがあるためです。
- 同じ条件を伝える:型番、スペック、付属品、傷や不具合を、どの店にも同じように伝えます。
- 有効期限を確かめる:見積もりには期限があり、実物を見たあとに金額が変わることもあります。
- 手取りで比べる:送料や手数料を引いた、手元に残る金額で比べます。
なお、店の選び方は買取業者の選び方、フリマとの比較は買取とフリマはどっちが得?で解説しています。
店頭・宅配・出張の選び方
また、売り方によっても、手間と気をつける点が違います。
| 売り方 | 向いている場合 | 気をつけたいこと |
|---|---|---|
| 店頭 | その場で査定を受けたい | 持ち運びの手間と、受付の時間 |
| 宅配 | 近くに店がない、家から送りたい | 梱包と、送料や返送料の条件 |
| 出張 | 重い物や、台数が多い | 書面を受け取り、8日以内ならクーリング・オフができる |
方法の違いは買取方法の違い、出張のルールは出張買取のクーリングオフで解説しています。
まとめて売るときの確かめ方
さらに、周辺機器やほかの品物とまとめて見積もりを頼むと、上乗せする店もあります。ただし、まとめた合計だけを見ると、品物ごとの額がわかりにくくなります。そのため、内訳を出してもらい、品物ごとに比べましょう。
6. 高く売るコツに関するよくある質問
箱がなくても売れますか。
箱がなくても受け付ける店はあります。ただし、箱がないと減額する店もあるため、残っていれば一緒に出しましょう。
壊れていても売れますか。
部品として買い取る店もあります。ただし、値段が下がることがあるため、動くうちに見積もりを取っておくと判断しやすくなります。
掃除のために分解したほうがいいですか。
いいえ。分解すると故障や保証に影響することがあるため、外側を軽く拭く程度にしましょう。
Officeが入っていると、査定は変わりますか。
店によって扱いが違います。また、最初から入っているOfficeは、ライセンスの条件によって、次の人が使えない場合もあります。くわしくはPCソフトの買取で解説しています。
メモリやSSDを増やしてから売ったほうがいいですか。
増やした費用ほど、査定が上がるとは限りません。そのため、増やす前に、今の構成で見積もりを取って比べましょう。
見積もりと実際の査定額が違うことはありますか。
あります。見積もりは申告した内容をもとにした額のため、実物を見て傷や不具合が見つかると、額が変わることがあります。したがって、状態は正直に伝えましょう。
何社くらいに見積もりを頼めばいいですか。
決まりはありません。ただし、条件をそろえて複数の店に頼むと、額の違いがわかります。最高値ナビなら、複数の店の価格をまとめて比べられます。
まとめ:高く売るコツは「そろえる・整える・比べる」
まず、ACアダプターなどの付属品をそろえ、次に外側の汚れを落としてデータを消去しましょう。そして、複数の店で同じ条件の見積もりを取り、手取りの金額で比べます。このように、パソコンを高く売るコツは「そろえる・整える・比べる」の3つです。
最高値ナビなら、複数の買取店の価格をまとめて比較できます。各カテゴリの買取価格一覧はこちら
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公開日 2026.10.09 / 更新日 2026.10.09
※本記事は買取に関する一般的な情報を中立の立場で提供するものです。査定の基準や減額の内容は、店や機種により異なります。運営者情報・古物営業法に基づく表記はサイトフッターをご覧ください。
※出張買取(訪問購入)では、液晶ディスプレイやプリンターなど持ち運びが容易でない家庭用の電気機械器具と、パソコン用のソフトなどプログラムを記録した物は、特定商取引法の訪問購入の規定(8日間のクーリング・オフなど)の対象外です(特定商取引法施行令 第34条)。一方、パソコン本体や、SSD・HDD・メモリなどのパーツは、消費者庁が示す対象外の具体例に含まれていないため、対象になると考えられます(消費者庁「特定商取引に関する法律施行令第34条で規定する物品の具体例」)。

