「重いPCを店まで運ぶのは大変…」——パソコンの宅配買取なら、自宅から送るだけで査定を受けられます。また、出張で売る方法なら、自宅で査定を受けて、その場で引き渡せます。
そこでこの記事では、宅配と出張で売るときの、申し込みから入金までの流れ、必要なもの、梱包のコツと注意点を中立の立場でまとめました。
この記事のポイント
- 宅配は「申し込み→発送→査定→承認→入金」の流れが基本です。
- 本人確認は、宅配でも法律で決まった方法で行われます。
- 出張で売る場合、PC本体はクーリング・オフの対象になると考えられます(液晶ディスプレイやプリンターなどは対象外)。
1. パソコンの宅配買取の流れ
まず、宅配で売るときの主な流れです。
- 申し込み:WebサイトなどでPCの型番や状態を伝える
- 梱包と発送:本人確認書類の写しなどと一緒に送る。集荷に来てくれる店も
- 査定:店に届いてから査定し、結果がメールなどで届く
- 承認と入金:金額に納得したら承認し、口座に振り込まれる
なお、店に届いてから査定が終わるまでに、数日から1週間ほどかかる店もあります。さらに、承認してから入金までにも数日かかることがあるため、日数に余裕をもって申し込みましょう。
また、金額に納得できない場合は、キャンセルして返送してもらえます。ただし、返送の送料を売る人が負担する店もあるため、申し込む前に条件を確かめましょう。
2. 宅配で必要なもの(本人確認)
次に、必要なものです。というのは、古物営業法により、店は原則として、売る人の本人確認をしなければならないからです。とくに宅配のように顔を合わせない取引では、法律で決まった方法で確かめる必要があります。
たとえば警視庁は、本人限定受取郵便を使う方法や、店が用意したソフトで顔と身分証明書を撮影して送ってもらう方法など、顔を合わせない取引での確認の方法を具体的に示しています。また、1万円未満の取引でも、18歳未満の人からの買い取りでないことを確かめる必要があるとしています(警視庁「非対面取引における確認の方法」)。
そのため、店の案内に沿って、本人確認書類や申込書をそろえましょう。書類の種類は本人確認書類と手続き、18歳未満の人が売る場合は未成年の買取ルールで解説しています。
3. PCの梱包のコツ
さらに、PCは精密機器なので、梱包に気を配りましょう。
- 箱:元の箱があれば、それを使うのが安全。なければ、本体よりひと回り大きい丈夫な箱を使う
- 緩衝材:箱の底と四方に緩衝材を入れ、本体が動かないようにすき間を埋める
- ノートPC:画面とキーボードの間に柔らかい布をはさむ
- 付属品:ACアダプターは別に包み、本体に直接当たらないようにする
- 表示:箱に「精密機器」と書いておく
とくに、梱包が足りずに壊れた場合は、補償しない店もあるため注意しましょう。また、宅配便には大きさと重さの上限があるため、大きなデスクトップはデスクトップパソコンの買取も参考にしてください。
4. 出張で売るときの流れと注意点
また、重いPCや台数が多いときは、出張で売る方法もあります。具体的には、申し込むと、店のスタッフが自宅に来て査定し、金額に納得すればその場で引き渡します。
ただし、自宅で売るこの方法は、特定商取引法の「訪問購入」にあたります。消費者庁によると、業者は勧誘の前に氏名や目的を告げる必要があり、頼んでいない人への飛び込みの勧誘は禁止されています。さらに、売った人は、書面を受け取った日から8日以内ならクーリング・オフができます(消費者庁「訪問購入」)。
とはいえ、液晶ディスプレイやプリンター、パソコン用のソフトは、クーリング・オフの対象外です(消費者庁「特定商取引に関する法律施行令第34条で規定する物品の具体例」)。また、引越しなどで住まいを出るときに、自分から業者を呼んだ場合も、多くの規定が適用されません。くわしくは出張買取のクーリングオフで解説しています。
5. 宅配と出張の選び方
では、どちらを選べばよいのでしょうか。
| 比べる点 | 宅配 | 出張 |
|---|---|---|
| 向いている場合 | 1〜2台を、好きな時間に送りたい | 重いPCや台数が多い |
| 手間 | 梱包と発送が必要 | 立ち会いが必要 |
| 入金まで | 数日〜1週間ほどかかることもある | その場で支払う店もある |
| 注意点 | 梱包の不備や、キャンセルのときの返送料 | 訪問購入のルールとクーリング・オフ |
なお、店頭も含めた方法の違いは買取方法の違いで解説しています。
6. 宅配・出張に関するよくある質問
送る前にデータを消したほうがいいですか。
はい。宅配でも出張でも、データを消して初期化してから渡しましょう。手順はパソコンを売る前にやることで解説しています。
箱がなくても送れますか。
送れます。たとえば、本体よりひと回り大きい箱と、十分な緩衝材で代わりにできます。また、梱包の資材を送ってくれる店もあります。
出張の査定だけでも頼めますか。
頼める店もあります。もし査定額に納得できなければ、断ることもできます。
まとめ:パソコンの宅配買取は「流れ・本人確認・梱包」を押さえる
まず、宅配は申し込みから入金までの流れと日数を確かめ、本人確認書類を用意しましょう。次に、元の箱か丈夫な箱で、本体が動かないように梱包します。このように、パソコンの宅配買取では、流れと本人確認、梱包を先に押さえておきましょう。なお、出張で売る場合は、クーリング・オフの対象を確かめましょう。
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公開日 2026.10.19 / 更新日 2026.10.19
※本記事は買取に関する一般的な情報を中立の立場で提供するものです。手続きや日数、送料の条件は、店により異なります。運営者情報・古物営業法に基づく表記はサイトフッターをご覧ください。
※出張買取(訪問購入)では、液晶ディスプレイやプリンターなど持ち運びが容易でない家庭用の電気機械器具と、パソコン用のソフトなどプログラムを記録した物は、特定商取引法の訪問購入の規定(8日間のクーリング・オフなど)の対象外です(特定商取引法施行令 第34条)。一方、パソコン本体や、SSD・HDD・メモリなどのパーツは、消費者庁が示す対象外の具体例に含まれていないため、対象になると考えられます(消費者庁「特定商取引に関する法律施行令第34条で規定する物品の具体例」)。

