「自作したPC、そのまま売るか、バラして売るか迷う」——自作PCの買取は、「完成品のまま売る」か「パーツに分けて売る」かを選べます。どちらが得かは、パーツの新しさや、分解と梱包の手間によって変わります。
そこでこの記事では、自作PCの買取について、2つの売り方の比べ方、Windowsのライセンス、分解するときの注意を中立の立場でまとめました。
この記事のポイント
- 新しいパーツが多いならバラ売り、型落ちが多いなら完成品のまま、が一つの目安です。
- Windowsのライセンスは、構成を変えると認証し直しが必要になることがあります。
- ストレージは、売る前に必ずデータを消しましょう。
1. 自作PCの買取は2通り
まず、売り方は大きく分けて2つです。
| 売り方 | よいところ | 気をつけたいところ |
|---|---|---|
| 完成品のまま売る | 分解の手間がない。型落ちのパーツでも、まとめて値段がつくことがある | 起動しないと対象外にする店もある。大きく、送料や梱包の負担がある |
| パーツに分けて売る | 新しいパーツは、単品のほうが高く評価されることがある | 分解の手間がかかる。静電気や曲がりに注意が必要 |
型落ちのパーツは単品だと値段がつかないことがあり、完成品のほうが買い手がつく場合もあります。一方、GPUやCPUが新しい場合は、パーツごとに売るほうが有利になることもあります。このように、どちらで売るかは、中身の新しさで考えましょう。
2. 完成品のまま売るときの注意
次に、完成品のまま売る場合です。
- 動作を確かめる:正常に起動しないPCは、対象外にする店もあります。
- BIOSのパスワードを外す:パスワードがかかったままだと、査定できないことがあります。
- ケースと冷却:本格的な水冷や、ふたのないオープンフレームのケースは、対象外にする店もあります。
- 主要なパーツをそろえる:電源やCPUクーラーなどが欠けていると、受け付けない店もあります。
また、大きさと重さは、送り方にも影響します。宅配の上限はデスクトップパソコンの買取で解説しています。
3. パーツに分けて売るときの注意
さらに、パーツに分けるときは、壊さないように気をつけましょう。NECの解説によると、静電気はマザーボードやメモリ、SSDなどの部品を壊すおそれがあります。そのため、作業の前に金属に触れて体の静電気を逃がし、カーペットの上での作業は避けましょう(NEC LAVIE公式サイト「パソコンの掃除方法」)。
また、外したパーツは、買ったときの箱や帯電防止の袋に入れて保管します。CPUのピンやソケットは曲がることがあるため、とくに注意が必要です。パーツごとの見方はPCパーツの買取、GPUはグラボの買取で解説しています。
4. Windowsのライセンスの扱い
そして、Windowsのライセンスも確かめましょう。Microsoftによると、Windows 11のデジタルライセンスはハードウェアとひもづいていて、マザーボードの交換など大きな変更をすると、ライセンス認証をやり直す必要があります。Microsoftアカウントをライセンスにリンクしておけば、認証のトラブルシューティングツールでやり直せます(Microsoft「ハードウェアの変更後に Windows のライセンス認証をもう一度行う」)。
一方、DSP版のWindowsでプロダクトキーのシールや用紙が手元にない場合などは、「OSなし」として査定する店もあります。したがって、キーのシールやカード、購入の記録を用意しておきましょう。
5. ストレージのデータは必ず消す
最後に、SSDやHDDには、使っていたデータが残っています。完成品で売る場合も、パーツで売る場合も、データは必ず消しましょう。消し方はパソコンのデータ消去の方法、SSDやHDDの売り方はSSD・HDD・メモリの買取で解説しています。
6. 自作PCの売却に関するよくある質問
第13・14世代のIntelのCPUを使っています。売るときの注意は?
Intelは、第13・14世代のCore i5・i7・i9(デスクトップ用)で動作が不安定になる問題を公表し、マイクロコード「0x12F」以降のBIOSへの更新を勧めています。また、保証を2年延長しています(インテル「Intel® Core™ 13世代および14世代デスクトッププロセッサのvminシフト不安定性問題 – 最新情報」)。売るときは、不安定な症状がないかを確かめ、あれば正直に伝えましょう。
箱や説明書がないと売れませんか。
売れることもあります。ただし、減額の対象にする店もあるため、残っていれば一緒に出しましょう。
ゲーミングPCとして組んだ場合は?
この場合は、GPUがとくに重視されることがあります。くわしくはゲーミングPCの買取で解説しています。
まとめ:自作PCの買取は「中身の新しさ」で売り方を決める
まず、パーツの新しさを見て、完成品のまま売るか、パーツに分けて売るかを決めましょう。次に、Windowsのライセンスを確かめ、ストレージのデータを消します。このように、自作PCの買取は、中身に合わせて売り方を選ぶのが基本です。
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公開日 2026.10.13 / 更新日 2026.10.13
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※出張買取(訪問購入)では、液晶ディスプレイやプリンターなど持ち運びが容易でない家庭用の電気機械器具と、パソコン用のソフトなどプログラムを記録した物は、特定商取引法の訪問購入の規定(8日間のクーリング・オフなど)の対象外です(特定商取引法施行令 第34条)。一方、パソコン本体や、SSD・HDD・メモリなどのパーツは、消費者庁が示す対象外の具体例に含まれていないため、対象になると考えられます(消費者庁「特定商取引に関する法律施行令第34条で規定する物品の具体例」)。

