「ゲーミングPCは高く売れる?」——ゲーミングPCの買取価格は、グラボ(GPU)やCPUなど、中のパーツの構成で変わります。ガレリアやG-TuneなどのBTOパソコンも、基本的には構成で査定されます。
そこでこの記事では、ゲーミングPCの買取について、構成で決まる査定のしくみ、BTOの扱い、Windowsのライセンス、送り方の注意を中立の立場でまとめました。
この記事のポイント
- 査定では、GPUがとくに重視されることがあり、CPU・メモリ・ストレージも見られます。
- GPUの型番によっては、中古でも値段がつくことがあります。
- Windowsのライセンスの種類によっては、「OSなし」として扱われることがあります。
1. ゲーミングPCの買取は「構成」で決まる
まず、ゲーミングPCの査定では、中のパーツの構成が見られます。たとえば、パーツの一つひとつから買取額を計算する店もあります。
| パーツ | 査定で見られるところ |
|---|---|
| GPU(グラボ) | 型番と世代。とくに重視されることがある |
| CPU | 世代とグレード |
| メモリ | 規格(DDR4・DDR5など)と容量 |
| ストレージ | SSDかHDDか、容量 |
| 電源・ケース・冷却 | 容量や状態。大型のクーラーや水冷の有無 |
とくにGPUは、型番によって評価が変わることがあります。なお、Valveの調査(2026年9月)では、GeForce RTX 5070、RTX 5060、RTX 5060 Tiなどが上位に並びます(Steam「Steamハードウェア&ソフトウェア 調査」)。また、今の最新はRTX 50シリーズで、5090から5050までのモデルがあります(NVIDIA「GeForce RTX 50シリーズ」)。GPUの見方はグラボの買取で解説しています。
構成の確かめ方
見積もりでは、構成を聞かれることがあります。そこで、事前に次の場所で確かめて、メモしておきましょう(Windows 11の場合)。
| 確かめるもの | 確かめる場所 |
|---|---|
| CPU・メモリの容量 | 「設定」→「システム」→「バージョン情報」の「デバイスの仕様」 |
| Windowsのエディション | 同じ画面の「Windowsの仕様」 |
| ストレージの容量 | 「設定」→「システム」→「記憶域」 |
| GPU(グラボ)の型番 | 「dxdiag」で開くDirectX 診断ツールの「ディスプレイ」タブの「名前」 |
いずれも、Microsoftが確かめ方を案内しています(Microsoft「Windows デバイスに関する情報を検索する」)。なお、GPUのタブが複数ある場合は、ディスプレイアダプターが複数載っている可能性があります。それぞれの名前を確かめましょう(Microsoft「Windows の Microsoft 基本ディスプレイ アダプター」)。
2. ガレリア・G-TuneなどBTOの査定
次に、BTO(注文を受けてから組み立てるパソコン)です。ガレリアやG-Tuneなどのブランドのモデルも、モデル名だけでなく、中の構成を見て査定されることがあります。BTOは注文のときにパーツを選べるため、同じモデル名でも中身が違う場合があるからです。
そのため、購入したときの構成表や納品書があれば、見積もりの前に用意しておきましょう。また、販売元の店の中には、自社ブランドのPCの買取額を上乗せする例もあります。ただし、条件は店ごとに違うため、複数の見積もりで比べましょう。
3. Windowsのライセンスの扱い
さらに、Windowsのライセンスにも注意が必要です。Microsoftによると、Windows 11のデジタルライセンスはPCのハードウェアとひもづいていて、マザーボードの交換など大きな変更をすると、ライセンス認証をやり直す必要があります(Microsoft「ハードウェアの変更後に Windows のライセンス認証をもう一度行う」)。
また、パッケージ版のWindowsを使っている場合や、DSP版のWindowsでプロダクトキーのシールや用紙が手元にない場合は、「OSなし」として査定する店もあります。したがって、プロダクトキーのシールやカード、購入の記録があれば、一緒に用意しておきましょう。
プロダクトキーの場所とライセンスの確かめ方
なお、プロダクトキーの場所は、Windowsを手に入れた方法で違います。Microsoftによると、Windowsが入った新しいPCでは、キーはPCにあらかじめ入っているか、PCの箱や付属の証明書(COA)に書かれています。一方、店で買ったWindowsは、箱の中のラベルかカードに書かれています。また、Windows 10から無料でWindows 11に上げた場合は、キーではなくデジタルライセンスで認証されます(Microsoft「Windows のプロダクト キーを確認する」)。
さらに、ライセンス認証の状態は、「設定」→「システム」→「ライセンス認証」で確かめられます(Microsoft「Windows のライセンス認証」)。売る前に、認証が済んでいるかを見ておきましょう。
とくに、マザーボードを替えたPCは注意が必要です。Microsoftによると、デジタルライセンスをMicrosoftアカウントにリンクしておけば、ハードウェアを変えたあとでも、「ライセンス認証のトラブルシューティング ツール」で認証し直せる場合があります。ただし、同じエディションのWindowsであることが条件です。
4. 大きく重いゲーミングPCの送り方
そして、ゲーミングPCは大きく重いため、送り方にも気をつけましょう。
- ガラスのサイドパネル:割れないように、緩衝材でしっかり守ります。
- GPUと大型のクーラー:輸送の揺れで外れたり、基板が傷んだりしないよう注意します。
- 大きさと重さ:宅配便の上限を超える場合は、出張買取も検討します。
とくに、本格的な水冷や、ふたのないオープンフレームのケースは、買取の対象外にする店もあります。大きさの上限などはデスクトップパソコンの買取で解説しています。
5. 売る前の準備
最後に、売る前の準備です。まず、データを消して初期化します。手順はパソコンを売る前にやることで解説しています。
次に、正常に起動するかを確かめましょう。起動しないPCは、対象外にする店もあります。また、ゲーミング用のマウスやキーボードも、あわせて査定する店があります。
ホコリを取ってから動作を確かめる
ゲーミングPCは、ファンが空気を吸い込むため、中にホコリがたまります。NECによると、ホコリがファンやヒートシンクに詰まると熱が逃げにくくなり、性能が落ちる原因になります。さらに、ファンにホコリが絡まると、回転の不良や異音、故障の原因にもなります(NEC LAVIE公式サイト「パソコンの掃除方法」)。
そのため、売る前にホコリを取り、ゲームなどで負荷をかけても正常に動くかを確かめておくと安心です。なお、エアダスターを使うときは、部屋の換気をしましょう。
付属品と書類をそろえる
また、付属品と書類もそろえましょう。たとえば、電源ケーブル、GPUやマザーボードの付属品(ケーブル・説明書)、購入時の構成表などです。これらがあると、構成を正しく伝えやすくなります。
6. ゲーミングPCの売却に関するよくある質問
パーツを交換したPCでも売れますか。
売れる場合があります。ただし、今の構成を正しく伝えましょう。マザーボードを替えた場合は、Windowsのライセンス認証も確かめておくと安心です。
GPUだけ外して売るのと、どちらが得ですか。
構成や手間によって変わります。比べ方は自作PCの買取で解説しています。
ゲーミングノートも同じ考え方ですか。
同じく、GPUとCPUがとくに重視されることがあります。ノートならではの注意はノートパソコンの買取をご覧ください。
構成が分からなくても売れますか。
売れる場合があります。ただし、見積もりの前に、「バージョン情報」と「dxdiag」で、CPU・メモリ・GPUを確かめておくと、話が早く進みます。
新しいGPUが出ると、買取額は下がりますか。
下がる場合があります。そのため、使わなくなったゲーミングPCは、しまい込まずに見積もりを取ってみましょう。
ゲーミングモニターも一緒に売れますか。
一緒に査定する店もあります。ただし、モニターは画面が割れることがあるため、画面を守るように梱包しましょう。
まとめ:ゲーミングPCの買取は「構成を正しく伝える」
まず、GPU・CPU・メモリ・ストレージの構成を控え、Windowsのライセンスの種類も確かめましょう。次に、壊れないように梱包して、複数の店で見積もりを比べます。このように、ゲーミングPCの買取は、構成を正しく伝えることが高く売る近道です。
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公開日 2026.10.13 / 更新日 2026.10.13
※本記事は買取に関する一般的な情報を中立の立場で提供するものです。査定の基準や買取の条件は、店や構成により異なります。運営者情報・古物営業法に基づく表記はサイトフッターをご覧ください。
※出張買取(訪問購入)では、液晶ディスプレイやプリンターなど持ち運びが容易でない家庭用の電気機械器具と、パソコン用のソフトなどプログラムを記録した物は、特定商取引法の訪問購入の規定(8日間のクーリング・オフなど)の対象外です(特定商取引法施行令 第34条)。一方、パソコン本体や、SSD・HDD・メモリなどのパーツは、消費者庁が示す対象外の具体例に含まれていないため、対象になると考えられます(消費者庁「特定商取引に関する法律施行令第34条で規定する物品の具体例」)。

