「使わなくなったノートPC、いくらで売れる?」——ノートパソコンの買取価格は、主にCPUやメモリ、ストレージなどのスペック、発売からの年数、状態で決まります。とくに、Windows 11に対応しているかどうかで、値段のつき方が変わることがあります。
そこでこの記事では、ノートパソコンの買取について、相場の決まり方、スペックの調べ方、査定で見られるところ、高く売るコツを中立の立場でまとめました。
この記事のポイント
- 相場は、CPU・メモリ・ストレージ・年式でおおむね決まります。
- Windows 11に対応していない機種は、値段が下がることがあります。
- ACアダプターは、本体と一緒にそろえて出しましょう。
1. ノートパソコンの買取相場の決まり方
まず、査定額の土台になるのは、次のようなところです。
| 見られるところ | 主な内容 |
|---|---|
| スペック | CPUの種類と世代、メモリの容量、SSDかHDDか、その容量 |
| 年式 | 発売からの年数。新しいモデルほど高く評価されることがある |
| OS | Windows 11に対応しているか |
| 状態 | 液晶・キーボード・外装・バッテリー |
| 付属品 | ACアダプター・電源ケーブル・箱 |
なお、スペックの一つひとつから買取額を計算する店もあります。また、Windows 10から11に上げた機種を、Windows 10の機種として扱う店もあります。そのため、見積もりの前に、自分のPCの型番とスペックを正しく控えておきましょう。
2. スペックと型番を調べる
次に、スペックの調べ方です。Microsoftによると、Windowsでは「設定」→「システム」→「バージョン情報」で、デバイスの名前とモデル、プロセッサの種類、メモリ(RAM)の容量を確かめられます。また、「記憶域」ではストレージの容量がわかります(Microsoft「Windows デバイスに関する情報を検索する」)。
さらに、型番は、本体の底面のラベルや箱にも書かれています。一方、Macの場合は調べ方が違うため、Macの買取をご覧ください。
CPUの世代とWindows 11の対応の目安
また、CPUは、種類だけでなく世代も見られます。NECによると、Windows 11に対応するIntelのCPUは第8世代以降です。一方、AMDのCPUは、ノートPC向けではRyzen 3000シリーズ以降が対応しています。ただし、世代が合っていても、すべてのモデルが対応しているわけではありません(NEC LAVIE公式サイト「Windows 11に対応するCPUとは?」)。
そのため、正確には、Microsoftの対応CPUの一覧で、型番を確かめましょう(Microsoft「Windows 11 でサポートされている Intel プロセッサ」)。
3. 査定で見られるところ(ノートならでは)
さらに、ノートは持ち運ぶ機器なので、次のような傷みが見られることがあります。
- 液晶:傷や割れ、色むら、表示の欠けがないか。とくに色むらは、減額の対象にする店もあります。
- キーボード:反応しないキーや、テカリがないか。
- バッテリー:持ちが悪くないか、膨らんでいないか。
- ヒンジと外装:開け閉めのゆるみや、へこみ、割れがないか。
とくにバッテリーの状態は、Windowsの「PC 正常性チェック」アプリで、もとの容量と比べた情報を見られる場合があります(3年以上前の機種が対象)(Microsoft「PC 正常性チェック アプリの使用方法」)。
見積もりの前に自分で確かめる
そこで、見積もりの前に、次の点を自分で確かめておきましょう。伝えた内容と実物が違うと、見積もりから額が変わることがあるため、状態は正しく伝えましょう。
| 確かめるところ | 確かめ方 |
|---|---|
| 液晶 | 白や黒の画面を表示して、色むらや点の欠けがないかを見る |
| キーボード | メモ帳などで、すべてのキーが入力できるかを試す |
| 端子 | USBや充電の端子に、ぐらつきがないかを見る |
| カメラ・マイク・スピーカー | ビデオ通話のアプリなどで、映りと音を確かめる |
| 無線 | Wi-FiとBluetoothにつながるかを確かめる |
また、ACアダプターが欠けていると、減額したり、買取の対象外にしたりする店もあります。したがって、純正のACアダプターは本体と一緒に出しましょう。
バッテリーに異常があるときは
また、バッテリーの異常には注意が必要です。NITE(製品評価技術基盤機構)は、次のような異常があれば、すぐに充電や使用をやめ、販売店やメーカーに相談するよう呼びかけています。
- 充電できない
- 充電中に、以前よりも熱くなる
- 膨らんで変形している
- 落としたりぶつけたりして、一部が変形している
- 不意に電源が切れる
とくに、膨らんだ電池の中には、燃えやすいガスがたまっています。強い力を加えると発火するおそれがあるため、押して元に戻そうとしないでください(NITE「製品安全情報マガジン Vol.481 7月22日号『リチウムイオン電池搭載製品の事故』」)。
さらに、NITEは、リコールの対象の製品は、不具合がなくてもすぐに使うのをやめ、販売店やメーカーに相談するよう呼びかけています。リコールの情報は、消費者庁の「リコール情報サイト」で調べられます。
4. 古いノートパソコンは売れる?
また、古い機種は、Windows 11に対応しているかが分かれ目になります。Windows 11には、対応したCPUやTPM 2.0などの要件があります(Microsoft「Windows 11 のシステム要件」)。
そのため、要件を満たさない古い機種は、値段がつかないことがあります。手元のPCが要件を満たすかは、Microsoftの「PC 正常性チェック」アプリで確かめられます。くわしくはWindows10のパソコンは売れる?で解説しています。値段がつかない場合は、パソコンの処分方法を参考にリサイクルに出しましょう。
5. ノートパソコンを高く売るコツ
そして、少しでも高く売るには、次の点を押さえましょう。
- 付属品をそろえる:ACアダプターと電源ケーブルは、とくにそろえておきましょう。
- データを消して初期化する:手順はパソコンを売る前にやることとWindowsの初期化で解説しています。
- 使わなくなったら見積もりを取る:新しいモデルが出ると、前のモデルは下がる場合があります。
- 複数の店で比べる:同じ条件を伝えて、手取りの金額で比べます。
準備のコツはパソコンを高く売るコツ、売り時はパソコンの寿命と売り時でも解説しています。
店頭・宅配・出張の選び方
また、売り方によって、向いている場合が違います。
| 売り方 | 向いている場合 |
|---|---|
| 店頭に持ち込む | 近くに店があり、その場で状態を見てもらいたい |
| 宅配で送る | 近くに店がない、時間を選ばずに申し込みたい |
| 出張で来てもらう | 台数が多い、周辺機器もまとめて売りたい |
なお、出張買取では、特定商取引法の訪問購入のルールが関わります。くわしくは出張買取のクーリングオフで解説しています。
6. ノートパソコンの売却に関するよくある質問
バッテリーが膨らんでいても売れますか。
膨らんだバッテリーは、発火などのおそれがあります。そのため、使うのをやめ、買い取れるかを店に相談しましょう。受け付けない店もあります。
ACアダプターをなくしたら、買い足したほうがいいですか。
まず、今の状態で見積もりを取りましょう。そのうえで、買い足す費用と上がる金額を比べて決めるのが無難です。
ゲーミングノートはどう査定されますか。
とくに、GPU(グラフィックの性能)の型番が影響することがあります。くわしくはゲーミングPCの買取で解説しています。
液晶が割れていても売れますか。
買い取る店もありますが、減額したり、対象外にしたりする店もあります。そのため、割れや表示の欠けは、見積もりのときに正直に伝えましょう。
メモリやSSDを増やしたPCは、高くなりますか。
スペックの一つひとつから買取額を計算する店では、増やした分が反映される場合があります。したがって、交換や増設をしたところは、見積もりのときに伝えましょう。
Windows 11に対応しているかは、どう調べますか。
Windows 10のPCなら、「PC 正常性チェック」アプリで、Windows 11の要件を満たすかと、満たさない理由を確かめられます。また、CPUの型番は、Microsoftの対応CPUの一覧でも確かめられます。
まとめ:ノートパソコンの買取は「スペック・Windows 11・付属品」
まず、型番とスペックを控え、Windows 11に対応しているかを確かめましょう。次に、液晶やバッテリーの状態を見て、ACアダプターなどの付属品をそろえます。このように、ノートパソコンの買取は、スペックとWindows 11への対応、付属品の3つで差がつきます。
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公開日 2026.10.10 / 更新日 2026.10.10
※本記事は買取に関する一般的な情報を中立の立場で提供するものです。査定の基準や減額の内容は、店や機種により異なります。運営者情報・古物営業法に基づく表記はサイトフッターをご覧ください。
※出張買取(訪問購入)では、液晶ディスプレイやプリンターなど持ち運びが容易でない家庭用の電気機械器具と、パソコン用のソフトなどプログラムを記録した物は、特定商取引法の訪問購入の規定(8日間のクーリング・オフなど)の対象外です(特定商取引法施行令 第34条)。一方、パソコン本体や、SSD・HDD・メモリなどのパーツは、消費者庁が示す対象外の具体例に含まれていないため、対象になると考えられます(消費者庁「特定商取引に関する法律施行令第34条で規定する物品の具体例」)。

