「使わなくなったPC、どこに持っていけばいい?」——パソコンはどこで売るかによって、手取りの金額も、手間も、データの扱いも変わります。まず、売り先ごとの特徴を知っておけば、自分に合った方法を選びやすくなります。
そこでこの記事では、パソコンはどこで売るのがいいのか、買取店・リサイクルショップ・フリマ・下取りの違いと選び方を、中立の立場でまとめました。
この記事のポイント
- 性能の高いPCは、スペックを細かく見る買取店が候補になります。
- フリマは、手数料と送料を引いた「手取り」で比べましょう。
- どこで売る場合も、データの消去は自分で済ませてから出します。
1. パソコンはどこで売る?主な売り先は4つ
まず、主な売り先を比べてみましょう。
| 売り先 | 特徴 | 注意点 |
|---|---|---|
| PCの買取店 | CPUやメモリなど、スペックを細かく見て査定する。宅配や出張に対応する店もある | 古い機種や故障品は対象外にする店もある |
| リサイクルショップ | ほかの品物とまとめて売れ、店頭ならその場で現金にできる店もある | スペックを細かく見ない店もある |
| フリマ・オークション | 自分で価格を決められる | 手数料・送料がかかり、梱包ややり取りも自分で行う |
| 下取り | 新しいPCを買うときに、同時に手放せる | 購入が条件。値引きの額が一律のこともある |
このように、どの売り先にも長所と短所があります。したがって、PCの状態や年式、かけられる手間で選ぶのがポイントです。
お金を受け取るまでの流れと手間で比べる
また、売り先によって、お金を受け取るまでの流れと手間も違います。
| 売り先 | お金を受け取るまで | 主な手間 |
|---|---|---|
| PCの買取店 | 店頭はその場で、宅配は査定の後に振り込む店がある | 申し込み・梱包・発送 |
| リサイクルショップ | 店頭ならその場で支払う店がある | 持ち込み |
| フリマ・オークション | 相手が受け取って取引が終わった後に売上になるサービスがある | 撮影・出品・やり取り・梱包・発送 |
| 下取り | 新しいPCの値引きなどに使う | 購入の手続きと同時に行う |
このように、早くお金にしたいのか、手間をかけても自分で値段を決めたいのかで、合う売り先が変わります。
2. 買取店とリサイクルショップの違い
次に、買取店とリサイクルショップの違いです。PCを専門に扱う買取店は、CPUの世代やメモリ、ストレージの容量など、スペックを見て査定します。そのため、年式が新しく性能の高いPCは、その性能を額に反映してもらえる場合があります。
一方で、リサイクルショップは、家電や家具などとまとめて持ち込めて、査定がその場で終わることもあります。ただし、PCの専門店ではないため、状態や在庫で額が決まる店もあります。とくに性能の高いPCは、専門の買取店の見積もりとも比べましょう。
なお、Windows 11に対応していないPCや、電源が入らないPCは、買取の対象外にする店もあります。くわしくはWindows10のパソコンは売れる?と壊れたパソコンの買取で解説しています。
店を選ぶときに確かめること
さらに、店を選ぶときは、古物商の許可の表示を確かめましょう。警視庁によると、インターネットで取引をする古物商は、事業の規模にかかわらず、ウェブサイトに氏名または名称、許可をした公安委員会の名称、許可証の番号を載せなければなりません(警視庁「古物営業法の一部改正について(令和6年4月1日施行)」)。
また、宅配で売る場合は、取引の条件も読んでおきます。国民生活センターは、査定の結果が安かったので返却を頼んだら送料の負担を求められた事例などを紹介し、条件を細かく確かめることと、送る品物の記録を作っておくことをすすめています(国民生活センター「宅配買い取りサービスのトラブルが増加しています!-段ボールひと箱分でも数十円!?『手軽に高額査定』のはずが…-」)。
3. フリマで売るときの手数料と注意点
さらに、フリマは、自分で価格を決められるのが魅力です。ただし、費用と手間がかかります。たとえばメルカリでは、商品が売れると販売価格の10%が販売手数料としてかかり、売上金を振り込む手数料も一律200円かかります(メルカリ「メルカリの手数料」)。
また、PCは精密機器なので、梱包や発送にも気を使います。しかも、動作の不具合をめぐって、購入した人とトラブルになることもあります。
そのため、フリマは、手数料と送料を引いた手取りで比べましょう。フリマと買取の比べ方は買取とフリマはどっちが得?で解説しています。
フリマのトラブルは当事者どうしで解決する
国民生活センターによると、フリマサービスは個人どうしの取引で、トラブルは当事者の間で解決を図ることが求められています。また、出品した人からも、商品を送ったのに代金が支払われない、返金を求められたといった相談が寄せられています(国民生活センター「相談急増!フリマサービスでのトラブルにご注意-個人同士の取引であることを十分理解しましょう-」)。
そのため、PCを出品するときは、動作の状態や付属品、傷を、説明文と写真で具体的に示しましょう。さらに、データを消して初期化したことも書いておくと、購入する人に伝わります。
4. 下取りは「値引きの額」を確かめる
そして、新しいPCを買うなら、下取りも選択肢です。買い替えと同時に古いPCを手放せるため、手間がかかりません。
一方で、下取りは新しいPCの購入が条件で、値引きの額が一律に決まっていることもあります。そのため、下取りの額と買取の額を、別々に確かめて比べましょう。くわしくはパソコンの下取りと買取はどっちが得?で解説しています。
5. どこで売る場合も、データは自分で消す
また、どの売り先でも、データの消去は売る前に自分で済ませておくのが安心です。なかには、初期化を店では行わず、利用者に任せている店もあります。
したがって、売る前にバックアップを取り、データを消してから初期化しましょう。手順はパソコンを売る前にやることとパソコンのデータ消去の方法で解説しています。
6. 迷ったときの選び方
では、結局パソコンはどこで売るのがよいのでしょうか。迷ったときは、次のように考えるとスムーズです。
- 新しい・性能の高いPC:スペックを細かく見る買取店で見積もりを取る
- 手間をかけずに売りたい:まとめて売れるリサイクルショップや、宅配・出張に対応する店
- 少しでも高く売りたく、手間をかけられる:フリマ(手数料・送料・やり取りも考える)
- 新しいPCを買う:下取りと買取の額を比べる
- 値段がつかない:メーカーの回収などでリサイクルに出す(パソコンの処分方法)
さらに、どの売り先でも、複数の見積もりを比べると、額の違いがわかります。業者の選び方は買取業者の選び方にまとめています。
出張で売るときに知っておきたいこと
また、自宅に来てもらう出張買取は、特定商取引法の「訪問購入」に当たります。消費者庁によると、事業者は契約のときに書面を渡さなければならず、売った人は、書面を受け取った日から数えて8日以内なら、クーリング・オフができます。さらに、頼んでいない人の自宅で勧誘することは禁止されています(消費者庁「訪問購入」)。
ただし、液晶ディスプレイやプリンターなどは、クーリング・オフの対象外です。くわしくは出張買取のクーリングオフで解説しています。
7. 売る場所に関するよくある質問
家電量販店でも売れますか。
下取りや買取を受け付けている店があります。ただし、新品の購入を条件にしている場合もあるため、先に条件を確かめましょう。
古いPCは、どこで売ればいいですか。
まず、Windows 11に対応しているかを確かめましょう。対応していない機種は、買取の対象外にする店もあります。くわしくは古いパソコンの買取で解説しています。
一度に何台も売れますか。
まとめて受け付ける店もあります。とくに台数が多いときは、出張や宅配で売れるかを店に確かめると安心です。
壊れたPCは、どこで売れますか。
動かないPCを、部品として買い取る店もあります。値段がつかない場合は、PCリサイクルなどで処分しましょう。くわしくは壊れたパソコンの買取で解説しています。
店に持ち込む前に、連絡は必要ですか。
予約が必要な店や、受付の時間が決まっている店もあります。そのため、持ち込む前に、受付の方法を確かめておくと安心です。
モニターやプリンターも、一緒に売れますか。
店によって扱いが違います。モニターは、製造からの年数などの条件をつける店もあります。なお、出張買取では、液晶ディスプレイやプリンターはクーリング・オフの対象外です。
まとめ:売る場所は「手取り・手間・データの扱い」で選ぶ
まず、パソコンはどこで売るかで、手取りの金額と手間が変わります。そして、買取店はスペックを細かく見て査定し、リサイクルショップは手軽に売れ、フリマは手数料と送料がかかります。最後に、どこで売る場合もデータを消し、複数の見積もりを比べて売りましょう。
最高値ナビなら、複数の買取店の価格をまとめて比較できます。各カテゴリの買取価格一覧はこちら
関連記事:パソコンを高く売るコツ / 買取方法の違い / 買取とは?初めてのガイド
公開日 2026.10.15 / 更新日 2026.10.15
※本記事は買取に関する一般的な情報を中立の立場で提供するものです。手数料や下取りの条件は、店・サービスにより異なります。運営者情報・古物営業法に基づく表記はサイトフッターをご覧ください。
※出張買取(訪問購入)では、液晶ディスプレイやプリンターなど持ち運びが容易でない家庭用の電気機械器具と、パソコン用のソフトなどプログラムを記録した物は、特定商取引法の訪問購入の規定(8日間のクーリング・オフなど)の対象外です(特定商取引法施行令 第34条)。一方、パソコン本体や、SSD・HDD・メモリなどのパーツは、消費者庁が示す対象外の具体例に含まれていないため、対象になると考えられます(消費者庁「特定商取引に関する法律施行令第34条で規定する物品の具体例」)。

